新しいiPhoneの節約通信環境とiPod Touchの通信環境
『クティオ』というCFカードスロットサイズのD01NXまたはD01NX IIを使用して3.6Mbpsまたは7.2Mbpsで接続可能になる無線LANルータが発売されました。
インターネットイニシアティブ(IIJ)とハイホー(hi-ho)は、携帯電話回線経由で通信が可能な無線LANルータ「モバイルブロードバンドアクセスポイント『クティオ』」を販売開始。製品は両社ユーザー以外も購入できる。
『クティオ(RS-LJ01)』は、IEEE 802.11b/gに準拠した無線LANルータ。本体サイズは約65mm×100mm×21.8mmで、USBポートまたはCFカードスロットに接続したデータ通信端末を使ってインターネット接続できるのが特徴。電源には、1800mAHのリチウムイオンバッテリを採用し、連続通信時間は約100分。セキュリティ面では、WPA/WPA2 (TKIP/AES)もサポートしているから安心できる。
IIJとhi-hoの両通信サービスが使える他、イー・モバイルのサービスでも利用可能であることから、既にD01NXまたはD01NX IIのカードを所有している人はそのまま通信端末を刺すだけで、CFスロットの無いPCはもちろん、iPhone・iPod Touchにも使える。以前紹介した「どこでもWi-Fi」よりも価格的には高額になるが、D01NX IIなら7.2Mbpsでの利用が可能であるため、ウェブブラウジングや動画閲覧といった通信速度が求められる場合には有利になる。
いままで、D01NX、D01NX IIとノートパソコンを持って外出していたユーザーには、iPhone・iPod TouchとD01NX、D01NX IIそしてクティオ(RS-LJ01)という最強の組み合わせで小型高速通信環境に移行できるチャンスとも言えるだろう。
そして、昨年後半にイー・モバイル契約で100円パソコンを購入したものの、速度の遅いWindowsパソコンをすでに持て余してしまっている人も、『クティオ』にはUSBポートに通信端末を接続することも可能だから、それを利用してiPhone・iPod Touchという新しい環境に移ってみるのも選択肢になる。